蹄葉炎

2019/06/20

 

皆様こんにちは。

ニューワールドレーシングの吉田です。

今日は蹄葉炎についてお話します。

 

蹄葉炎を理解するために、まず馬のメカニズムについて・・・

 

「蹄なくして馬はなし」という言葉があるほど、馬にとって蹄は非常に重要なもので、

たとえ馬がどんなに良くても蹄が悪いと、十分な成績を残すことはできません。

馬にとって、蹄は「第二の心臓」と言われているほど重要な役割を果たしています。

というのも、歩くときや運動するときには脚が着地し、重さがかかるときには柔らかい組織が外側に広がります。

そして足が地面を離れると、外側に広がった部分が再び元に戻ります。

この蹄の開閉動作を蹄機作用と呼びます。

 

馬は心臓の働きプラス、この蹄機作用によって、前進に血液を巡らせています。

馬は歩けなくなると命に関わるというのは蹄機作用が行われないことにより、

蹄内に古い血液が停留し組織が壊死してしまうからというのも大きな原因のひとつです。

つまり、歩けなくなるということは死に直結すると言っても過言ではありません。

 

肢に故障などを発症し動けずに他の肢で体重を負重し続けると

蹄の内部の血液の循環が阻害されて蹄の内部に炎症が起こりずきずきとうずくような痛みが起こります。

これが蹄葉炎です。

 

症状が重くなると蹄と蹄骨の結合が悪くなり、蹄が変形し蹄骨が蹄の裏側へ抜けてくることもあります。

馬は体重が重いために病状の進行を止めることは難しく、重症になると命を落とすこともある病気です。

 

 

サンデーサイレンスはフレグモーネが原因で蹄葉炎を発症し死亡しました。

発症すると復帰はなかなか難しい病気です。そうならないように細心の注意を払わないとですね。